老人性うつ病 認知症



老人性うつと認知症の違い

現代の日本の置かれる現状というのは、極端な少子高齢化が進んでいる大変な状態だといわれています。高齢化が進むと当然ですが、それに伴って高齢者特有の病気もどんどん増えていきます。

 

そのような急激に人数が増えつつある高齢者のかかる病の中で、特に近年患者が増えているのが認知症とうつなのです。
この老年期に発病するうつは、老人性うつ病(高齢者うつ病)と呼ばれ若年層のうつとは区別されています。

 

ですが実はこの老人性うつ病は、とても認知症と混合されやすいという特徴を持っています。

 

記憶力や認知機能の低下を心配して受診する高齢者の二割は認知症ではなく、うつ病が原因だったとの報告もあります。(米国国立衛生研究所)

 

さらに両者を区別しにくくするのは、認知症の症状のひとつに抑うつが現れる場合があることです。
認知症の初期段階ではじつに4〜5割がうつ状態を示すともいわれています。

 

では老人性うつ病にはどのような特徴があるのでしょうか。
またその認知症との違いを挙げてみましょう。

 

まず老人性うつ病の特徴ですが、その特徴は一般的に注意力が散漫になり、同時に非常に他動性になります。

 

また非常に強い不安感や妄想を抱くようになり、さらに食欲減退や不眠、さらに体調も崩しやすくなる傾向にあります。

 

このように老人性うつの症状を少し取り上げてみただけで、ずいぶん認知症と老人性うつに共通点があることがわかります。

 

さらに老人性うつと認知症の最大の共通点が、記憶力の低下です。

 

特に老人性うつの記憶力の低下の特徴として、今すぐのことを忘れてしまうという傾向があります。
まだまだ両者には似通った特徴が多々あるとされており、専門家でも判断が難しいところなのです。

 

ただうつ病が最も認知症と違う点は、抗うつ薬による治療を始めると、こういった認知症に似た症状もみるみる改善されていくのが違いのひとつだといえるでしょう。

 

2ヶ月間 うつ病改善プログラム

 

うつ病と認知症を見分けるポイント

うつ病 認知症
発病の特徴 短期間にいろいろな症状が現れるので、周囲に気づかれやすい 徐々に進行するため、周囲の人に発病が気づかれにくい
症状 抑うつ気分が強いのが一般的。自分を卑下し、悲観的。「死にたい」という気持ちがあることも 意欲の低下や問題行動が目立つが、自責の念や、「死にたい」という気持ちは持ちにくく、ケロリとしていることも
不眠 眠れなくて困っている 夜間に問題行動を起こすことがあるため、家族が「眠ってくれない」と困っている
本人の自覚 認知機能の低下を自覚し、不安を感じている。自分の症状をひじょうに気にしている 初期には認知機能の低下を自覚して不安を感じ、うつ病になることがあるが、程度が進行するにしたがい、自分の症状に無関心になる
質問への回答 考えたすえ、「わからない」と言って答えられない 質問に対して的外れの回答が多い。指摘するとなんだかんだととりつくろう
うつ病の既往 ある人が多い ない人が多い

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