老人性うつ病 幻覚



老人性うつ病による幻覚

身体的な要因で起こりやすい幻覚

被害妄想が様々な思考の連なりの結果起こるものであるのに対して、幻覚は身体の不調をきっかけに突発的に発生するのが特徴です。

 

意識が不鮮明な状態で起こりやすく、精神的な原因よりも身体的な不調の原因を取り除くことが有効な場合があります。

 

たとえば、風邪や肺炎などによる高熱が原因であれば、熱が下がるとともに意識もはっきりしてきます。高齢になるとあらゆる面で耐性が落ちてくるため、若い頃はなんでもなかったような発熱でも強く影響を受ける可能性があることには気を付けましょう。

 

薬の副作用が原因となることもあるので、見守る家族にも心構えが必要です。

 

一般的に、うつ病による幻覚は起こりづらいと考えられており、はっきりと幻覚が認められる場合は統合失調症の可能性が疑われるようです。統合失調症もうつ病と似たように見える症状が多いため、症状を医師へ報告する際には思い込みを避け、事実を端的に伝えましょう。

 

せん妄による幻覚は身体の不調が原因

また、老人性うつ病や認知症が原因ではなく、せん妄による幻覚や幻聴である可能性もあります。

 

せん妄は急に発病することが特徴で、意識障害が起こって混乱している状態のことです。せん妄が長期に渡って続くことはまれで、数時間や数週間で収まることもうつ病や認知症との違いです。

 

せん妄は、肺炎などの身体的な病気が原因で起こることが多い病気です。幻覚や被害妄想などが見られるとうつ病や認知症と混同してしまい、本当は体内でガンが進行していたことが原因だったのに気づくのが遅れるといったことも起こり得ます。この点も注意が必要です。

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